千葉大生の右寄りなブログ。日常の出来事から政治批判まで。
リンク
もしリンク希望があればコメントにて。
我輩は猫の毛である(サイトver.
当ブログの姉妹サイト
当ブログの姉妹サイト
我輩は猫の毛である(ブログver.-跡地
以前のブログ
以前のブログ
県船生徒会六法
猫の毛が作った生徒会Wiki
猫の毛が作った生徒会Wiki
だってぼくたち理数科だから
猫の毛も作成に参加中...
猫の毛も作成に参加中...
まだまだだね・・・
クラスメートのブログ
クラスメートのブログ
韓国は『なぜ』反日か?
戦争史を見直す秀逸なサイト
戦争史を見直す秀逸なサイト
Who am I ?
制作著作:猫の毛
県立船橋高校理数科卒。
1年間のオオヨビ生を経て、
千葉大法経学部総合政策学科2年。
=所属=
学生団体ivote
環境ISO学生委員会
自然保護研究会
環境サークルSun&Co.
星を見る会
=主義=
尊皇愛国主義
反露中朝派
特に敬愛する帝は後桜町院
まず周囲、次に日本、最後に世界の平和と安寧を願う平和主義
もちろん非核推進派
1年間のオオヨビ生を経て、
千葉大法経学部総合政策学科2年。
=所属=
学生団体ivote
環境ISO学生委員会
自然保護研究会
環境サークルSun&Co.
星を見る会
=主義=
尊皇愛国主義
反露中朝派
特に敬愛する帝は後桜町院
まず周囲、次に日本、最後に世界の平和と安寧を願う平和主義
もちろん非核推進派
ケータイ用QRコード
詳細はこちら
メールフォーム
管理人「猫の毛」へメールが送れます。
送信にメールアドレスは不要です。
ご意見、ご感想、疑問、質問、お問い合わせ、その他何でもどうぞ。
(スパムとかは論外ですよ)
※新しいウィンドウが開きます。ポップアップブロッカーは予めオフにしてください。また、免責事項も合わせてお読みください。※
送信にメールアドレスは不要です。
ご意見、ご感想、疑問、質問、お問い合わせ、その他何でもどうぞ。
(スパムとかは論外ですよ)
コガネモチ
皆さんも実は犯罪者かもしれません。
軽犯罪法(昭和二十三年五月一日法律第三十九号)(抄)
第一条 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
四 生計の途がないのに、働く能力がありながら職業に就く意思を有せず、且つ、一定の住居を持たない者で諸方をうろついたもの
→いわゆるホームレスですか?
九 相当の注意をしないで、建物、森林その他燃えるような物の附近で火をたき、又はガソリンその他引火し易い物の附近で火気を用いた者
→中学の部活で良くやっておりましたが何か?
十一 相当の注意をしないで、他人の身体又は物件に害を及ぼす虞のある場所に物を投げ、注ぎ、又は発射した者
→我が後輩よ。君は民家にロケット花火を打ち込んだよね。
十三 公共の場所において多数の人に対して著しく粗野若しくは乱暴な言動で迷惑をかけ、又は威勢を示して汽車、電車、乗合自動車、船舶その他の公共の乗物、演劇その他の催し若しくは割当物資の配給を待ち、若しくはこれらの乗物若しくは催しの切符を買い、若しくは割当物資の配給に関する証票を得るため待つている公衆の列に割り込み、若しくはその列を乱した者
→列の割り込みは禁止です。関西のおばちゃんは一網打尽に捕まります。
十五 官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを詐称し、又は資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の標章若しくはこれらに似せて作つた物を用いた者
→むやみにコスプレはしないほうがいいですね。
二十 公衆の目に触れるような場所で公衆にけん悪の情を催させるような仕方でしり、ももその他身体の一部をみだりに露出した者
→「もも」も出してはダメらしい。
二十二 こじきをし、又はこじきをさせた者
→お坊さんの乞食修行も犯罪なのかなぁ?
二十五 川、みぞその他の水路の流通を妨げるような行為をした者
→小学生が良くやる「どぶ塞ぎ」も犯罪です。
二十六 街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者
→ワルぶってツバ吐く不良さんは捕まりますね。それからおじさん方もですね。
二十八 他人の進路に立ちふさがつて、若しくはその身辺に群がつて立ち退こうとせず、又は不安若しくは迷惑を覚えさせるような仕方で他人につきまとつた者
→平成12年までストーカーは軽犯罪だったらしいです。でも最近はストーカー規制法が出来たので、恋愛対象のストーカーは重い罪となりました。なのでストーキングは控えましょう。
三十二 入ることを禁じた場所又は他人の田畑に正当な理由がなくて入つた者
→当たり前っていえばそうだけど...畑を通り道にしてる人っているよね。
皆さんいかがでしたか?
該当するものがある人、素直に警察に自首しましょう。
まぁ大抵は捕まりませんが、迷惑になることは控えていきましょうね☆(と、良い人発言してみる
―――
第四条 この法律の適用にあたつては、国民の権利を不当に侵害しないように留意し、その本来の目的を逸脱して他の目的のためにこれを濫用するようなことがあつてはならない。
軽犯罪法(昭和二十三年五月一日法律第三十九号)(抄)
第一条 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
四 生計の途がないのに、働く能力がありながら職業に就く意思を有せず、且つ、一定の住居を持たない者で諸方をうろついたもの
→いわゆるホームレスですか?
九 相当の注意をしないで、建物、森林その他燃えるような物の附近で火をたき、又はガソリンその他引火し易い物の附近で火気を用いた者
→中学の部活で良くやっておりましたが何か?
十一 相当の注意をしないで、他人の身体又は物件に害を及ぼす虞のある場所に物を投げ、注ぎ、又は発射した者
→我が後輩よ。君は民家にロケット花火を打ち込んだよね。
十三 公共の場所において多数の人に対して著しく粗野若しくは乱暴な言動で迷惑をかけ、又は威勢を示して汽車、電車、乗合自動車、船舶その他の公共の乗物、演劇その他の催し若しくは割当物資の配給を待ち、若しくはこれらの乗物若しくは催しの切符を買い、若しくは割当物資の配給に関する証票を得るため待つている公衆の列に割り込み、若しくはその列を乱した者
→列の割り込みは禁止です。関西のおばちゃんは一網打尽に捕まります。
十五 官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを詐称し、又は資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の標章若しくはこれらに似せて作つた物を用いた者
→むやみにコスプレはしないほうがいいですね。
二十 公衆の目に触れるような場所で公衆にけん悪の情を催させるような仕方でしり、ももその他身体の一部をみだりに露出した者
→「もも」も出してはダメらしい。
二十二 こじきをし、又はこじきをさせた者
→お坊さんの乞食修行も犯罪なのかなぁ?
二十五 川、みぞその他の水路の流通を妨げるような行為をした者
→小学生が良くやる「どぶ塞ぎ」も犯罪です。
二十六 街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者
→ワルぶってツバ吐く不良さんは捕まりますね。それからおじさん方もですね。
二十八 他人の進路に立ちふさがつて、若しくはその身辺に群がつて立ち退こうとせず、又は不安若しくは迷惑を覚えさせるような仕方で他人につきまとつた者
→平成12年までストーカーは軽犯罪だったらしいです。でも最近はストーカー規制法が出来たので、恋愛対象のストーカーは重い罪となりました。なのでストーキングは控えましょう。
三十二 入ることを禁じた場所又は他人の田畑に正当な理由がなくて入つた者
→当たり前っていえばそうだけど...畑を通り道にしてる人っているよね。
皆さんいかがでしたか?
該当するものがある人、素直に警察に自首しましょう。
まぁ大抵は捕まりませんが、迷惑になることは控えていきましょうね☆(と、良い人発言してみる
―――
第四条 この法律の適用にあたつては、国民の権利を不当に侵害しないように留意し、その本来の目的を逸脱して他の目的のためにこれを濫用するようなことがあつてはならない。
PR
この事件、人命が失われた事もあり、あえて議題にしなかったのですが...
やはり愛国者猫の毛「ここで声を上げねば国民ではない」と思い、今からですが意見を書き連ねていこうと思います。
(この記事は国家間の外交問題を主として取り上げており、今回亡くなられた乗組員の方、現在も不当拘留されている乗組員の方々を侮辱等するものではありません。)
さて。
まずは状況を整理。
直後の外務大臣への記者会見記録(元ページ)
―――引用開始―――
(問)今回はロシアに日本の漁船が拿捕されるという事案が起きましたが。
(外務大臣)既に一部報道で流れていますように、本日午前、ロシアによる日本漁船の銃撃、拿捕という事件が起きています。ことの重大性というものを鑑みると、人命に関わっているとの話もありますので、私の方から、原田欧州局長をして、在京ロシア大使が今不在ですので臨時代理大使を呼んで事情説明を求めると同時に、拿捕された漁船の直ちの釈放、また身柄拘束をされているというのであれば、その人の解放等々を申し入れ、いわゆる即時解放というのを求めさせています。乗員1名死亡という噂もありますので、事実確認が取れていませんから、引き続きこの問題に関しては重大な関心を持ってことに臨みたいということです。モスクワにおいては、齋藤大使の方から、ロシア当局に対して同様の申し入れを行っているということだと思いますが、ことを調べた上で、私の方からも直接、在京臨時代理大使に対して申し入れを行うという予定になっています。
(問)日本人乗組員の安否についてですが。
(外務大臣)正確なところは今の段階ではわかっていません。
(問)1名死亡、1名重傷、それから死亡もしくは重傷という話があるのですが。
(外務大臣)今はお答えできません。
(問)先程、ロシアの臨時代理大使が、拿捕した地点はロシアの領海内だとおっしゃっていたのですが、それについていかがでしょうか。
(外務大臣)ロシア側の言い分とこちら側の調査との詳しい説明がきちんとできない段階では、マルともバツとも答えられません。
(問)今後、拿捕とか銃撃とかいう事例を避けるために、何かルール作りのようなものを考えるお考えはありますでしょうか。
(外務大臣)前々からその話はずっと継続中の懸案の一つだと思います。
―――引用終了―――
当時のある程度内容がまとまった記事(元ページ)
―――引用開始―――
カニ漁船銃撃され1人死亡
16日午前7時40分ごろ、北海道の根室海上保安部に入った情報によると、根室湾中部漁協所属のカニかご漁船「第31吉進丸」(4.9トン、坂下登船長、乗組員4人)が、北方領土の貝殻島付近海域で、ロシア国境警備庁の警備艇に銃撃、拿捕され、乗組員4人のうち1人が頭部を撃たれ、死亡した。
死亡したのは根室市の甲板員の盛田光広さん(35)とみられる。
第1管区海上保安部が、ロシア連邦保安庁サハリン沿岸国境警備局に電話で確認したところ、「乗組員1人が死亡したが、3人は無事」との回答があった。銃撃は、警備艇のゴムボートから行われたとの情報もある。
第31吉進丸は取り調べのため、国後島へ向けて連行されている。
根室海保は、現場海域に巡視船艇2隻を向かわせている。
ロシアのガルージン臨時代理大使は外務省で記者団に「(拿捕されたのは)ロシアの領海内だ」と述べた。また、サハリン国境警備局の担当者はNHKの電話取材に「国境侵犯だ」「止まれという命令に従わなかった」「(銃撃は)警告だ」「(遺体や乗組員の引き渡しについては)答える権限はない」と答えた。
北海道周辺で日本の漁船がロシアの警備艇に銃撃を受けて死者が出たのは1956年10月以来という。
【2006年8月16日掲載】
―――引用終了―――
最近の記事(元ページ)
―――引用開始―――
[漁船銃撃拿捕]盛田さんの遺体、根室に悲しみの帰還
北海道根室市の根室湾中部漁協所属「第31吉進丸」=4.9トン、坂下登船長(59)ら4人乗り組み=がロシア国境警備艇に銃撃・拿捕(だほ)された事件で、死亡した甲板員、盛田光広さん(35)の遺体が19日午後、根室海上保安部の巡視船「さろま」で根室港に着いた。遺体引き取りに同行した外務省の山中アキ子政務官は国後島古釜布(ふるかまっぷ)で拘束されている坂下船長ら3人と面会。ロシア側に釈放を求めたが、拒否された。
遺体は遺族と対面後、根室署で根室海保が検視し、司法解剖のため旭川医大へ移された。
山中政務官はロシア国境警備局に対し「いかなる理由があっても無防備の漁船に発砲して乗組員を死に至らしめるようなことはあってはならない」と強く抗議し、再発防止を求めた。ロシア側は山中政務官に地図を示し、警備艇が銃撃した場所が日露中間ラインよりもロシア側だったことを強調したという。【本間浩昭】
2006年08月19日21時01分
―――引用終了―――
以上で概ね状況はまとまったと思います。
(なお、山中政務官の下の名前「あきこ」は、火へんに華の「燁」に「子」です。「燁」は一部ブラウザでは文字化けします)
まずは呼称に対して。
この「中間ライン」というものは、どうやら「北海道納沙布岬」と「貝殻島」の中間にある「露国側が主張する国境」のことらしいのですが。
なぜこれが「中間ライン」なのか。
この呼称では、「日露間の中間」すなわち「国境」という誤った認識を促しかねません。
誰が考えたのか知りませんが、正確な呼称を願いたいものです。
では本題。
今回拿捕されたとされる海域での無許可な「カニ漁」は、原則「禁止」です。
この禁止というのは、露国側の主張ではなく、日本国農水省や北海道当局の命令です。
というのも、1998年、北海道は操業自粛ラインとして「調整規則ライン」を設定し、それよりも本島側での漁を求めていたのです。
このラインは、いわゆる「中間ライン」のやや本島側を走るもので、露国による不当攻撃から漁民を守るためです。
報道によれば、漁船は調整規則ラインから貝殻島に外れた領域での漁をしていたとのことですから、この漁は、必ずしも許されたものではないかもしれません。
ある意味では規則を破った行為の可能性もあるのです。
ですが。
ここで問題を履き違えてはなりません。
ここで重要なのは、「誰が」取り締まるのか、ということです。
今回問題が起きたのはいわゆる「中間ライン」よりも貝殻島側であった、と露国は主張していますが、これは全く関係ありません。
今回の事件は「我が国の領海内」で起きた事であり、ここに他国の干渉する隙はありません。
むしろ、今回拿捕を行った者こそが「領海侵犯」であり、我が国の主権を侵害している事となります。
つまり、今回乗組員らが問われるのは「調整規則ライン越境」の罪だけであり、それを裁くのは日本当局であるのです。
これが最も重要な点であり、見失ってはならない点です。
露国が何を言おうとも、これは内政干渉であり、気にする事はありません。
ですが、以上の議論は、現時点では無意味かもしれません。
現在、貝殻島などのいわゆる北方領土は「露国の不法占拠」によって我が国の主権が及ばぬ地となっています。
だからといって、我が国が「はいそうですか」と露国の領土侵犯を見過ごしてはならないのですが。
そこで、もう少し現実的な視点で問題を見てみましょう。
今回事件が起きたのは貝殻島周辺。
ここで露国の主張を100%受け容れたとすると、我が国は手も足も出ないのでしょうか。
まぁ当たり前ですが、領事裁判権(犯罪人の母国の領事が裁判を行う権利。領事は裁判官ではない)などは明らかに時代遅れです。
同類の治外法権も日露間では当然ながら存在しません。
犯罪人引渡条約(犯罪発生国が逃亡先国に犯罪人を引き渡すよう要求できる条約)も日露間にはありませんし、そもそも今回の事例には当てはまりません。(「今回の事件が日本国領海内にて起きた」と両者が合意すればいいのですが、そんな事は到底無理でしょう)
猫の毛が考えた限りでは、「露国の主張を100%受け容れた場合」の解決(=乗組員の全員開放)は難しいようです。
となると、もはや外交交渉しかありません。
日本が苦戦するのも無理はないでしょう。
近年、オイルマネーなどで経済力をつけてきた露国は、以前と違って日本に強気であり、北方領土問題も膠着(こうちゃく)状態です。
こうなると、現実的な解決策は見えません。
当然ながら猫の毛も、「こうしろ!」というべき策を見出せないのが現状です......
以下、失意の中のまとめ。
短期的な「すべき事」
1.日本国政府は、人道的理由と係争中の領域である点を主張し、露国側に乗組員全員の早期開放を要求する。
2.日本国政府は、漁民殺害という露国の悪徳性を世界に知らしめる。
3.以上の事が成し得るよう、日本国民とマスコミが一体となって世論を形成し、日本国政府に圧力をかける。
長期的な「すべき事」
1.日本国政府は、北方領土は我が国の領土であると世界にアピールする。
2.日本国政府は、自国民の意識形成に力を入れる。
3.日本国政府は、露国側に「返還のメリット」と「不法占拠のデメリット」を説明する。
4.日本国民は、返還が必要であるという世論を形成し、日本国政府に圧力をかける。
こんなところでしょうか。
北方問題が起きた理由などは、またいつかまとめるかもしれません。
しかし、何よりもまず、「ムネオハウスに軟禁されている乗組員の無条件開放」を心から望み、殺害された乗組員のご冥福をお祈りします。
~~~追記~~~8/20・03:42
こんな記事が出ました。
―――引用開始―――
解放のめど立たず、政府は領土問題避け交渉 拿捕事件
2006年08月20日03時03分
日本政府は、カニかご漁船第31吉進(きっしん)丸の銃撃事件で死亡した盛田光広さんの遺体の引き取りを終え、拘束中の坂下登船長ら乗組員3人の早期解放が次の課題になる。ロシア側は乗組員の刑事責任を問う構えだが、日本側は北方領土問題には踏み込まない形で早期解放を求める方針だ。盛田さんの死亡についてもロシア側に責任者の処分と謝罪を求める。
外務省の山中●子(●は火へんに華、あきこ)政務官は19日、国後島でロシア当局責任者に対し、拘束中の乗組員3人の即時解放を要求。だが、ロシア側は3人との面会を許可しただけだった。
極東サハリン州の検察当局は坂下船長を不法な国境通過と密漁容疑で刑事訴追した。イタル・タス通信によると、ロシア最高検察庁は坂下船長の刑罰は罰金刑だけという見通しを示している。
過去の例を見ると、拿捕(だほ)されると取り調べや裁判のため長い場合には数カ月間拘束されたり、裁判で数十万円の罰金刑を受けたりしている。船長だけを起訴して残りの乗組員は解放された例もある。このため、外務省も3人がいつごろ解放されるか見通しをつけられないでいる。
政府は刑事訴追などの司法手続きには触れず、即時解放を繰り返し求めている。国境通過の不法性などをめぐりロシア側と争うと、北方領土問題に踏み込まねばならず、乗組員の解放に一層時間がかかりかねないとの判断からだ。
漁船が拿捕された海域は、日ロ漁業協定で日本漁船のカニ漁が全面禁止されている可能性もある。問題が複雑になるのを最小限に抑えるため、ロシア側が問題視する密漁問題には日本の漁業関係者に漁業協定を再確認・徹底させることで理解を得たい考えだ。
同時に、政府はこの海域で50年ぶりに銃撃の死者が出たことを重視し、陳謝と責任者の処罰を要求。ロシア側が応じるかは不明だが、過去10年間でロシア当局に拿捕された日本の漁船は50隻にのぼり、再発の恐れもあることから、政府関係者は「強く問題提起することで、今後ロシア側の銃撃を自制させられる」と語る。
―――引用終了―――
カニ漁の禁止規定は、どうやら日露漁業協定にまで及ぶようですね。
猫の毛の認識不足です。申し訳ありませんでした。
今回の日本政府の態度はなかなか賢明かと思われますが、「竹島韓国名提案事件」(2006年4月22日前後)での日本のダメっぷりはしかと見届けていますので、未だ安堵には至らずですね。
やはり愛国者猫の毛「ここで声を上げねば国民ではない」と思い、今からですが意見を書き連ねていこうと思います。
(この記事は国家間の外交問題を主として取り上げており、今回亡くなられた乗組員の方、現在も不当拘留されている乗組員の方々を侮辱等するものではありません。)
さて。
まずは状況を整理。
直後の外務大臣への記者会見記録(元ページ)
―――引用開始―――
(問)今回はロシアに日本の漁船が拿捕されるという事案が起きましたが。
(外務大臣)既に一部報道で流れていますように、本日午前、ロシアによる日本漁船の銃撃、拿捕という事件が起きています。ことの重大性というものを鑑みると、人命に関わっているとの話もありますので、私の方から、原田欧州局長をして、在京ロシア大使が今不在ですので臨時代理大使を呼んで事情説明を求めると同時に、拿捕された漁船の直ちの釈放、また身柄拘束をされているというのであれば、その人の解放等々を申し入れ、いわゆる即時解放というのを求めさせています。乗員1名死亡という噂もありますので、事実確認が取れていませんから、引き続きこの問題に関しては重大な関心を持ってことに臨みたいということです。モスクワにおいては、齋藤大使の方から、ロシア当局に対して同様の申し入れを行っているということだと思いますが、ことを調べた上で、私の方からも直接、在京臨時代理大使に対して申し入れを行うという予定になっています。
(問)日本人乗組員の安否についてですが。
(外務大臣)正確なところは今の段階ではわかっていません。
(問)1名死亡、1名重傷、それから死亡もしくは重傷という話があるのですが。
(外務大臣)今はお答えできません。
(問)先程、ロシアの臨時代理大使が、拿捕した地点はロシアの領海内だとおっしゃっていたのですが、それについていかがでしょうか。
(外務大臣)ロシア側の言い分とこちら側の調査との詳しい説明がきちんとできない段階では、マルともバツとも答えられません。
(問)今後、拿捕とか銃撃とかいう事例を避けるために、何かルール作りのようなものを考えるお考えはありますでしょうか。
(外務大臣)前々からその話はずっと継続中の懸案の一つだと思います。
―――引用終了―――
当時のある程度内容がまとまった記事(元ページ)
―――引用開始―――
カニ漁船銃撃され1人死亡
16日午前7時40分ごろ、北海道の根室海上保安部に入った情報によると、根室湾中部漁協所属のカニかご漁船「第31吉進丸」(4.9トン、坂下登船長、乗組員4人)が、北方領土の貝殻島付近海域で、ロシア国境警備庁の警備艇に銃撃、拿捕され、乗組員4人のうち1人が頭部を撃たれ、死亡した。
死亡したのは根室市の甲板員の盛田光広さん(35)とみられる。
第1管区海上保安部が、ロシア連邦保安庁サハリン沿岸国境警備局に電話で確認したところ、「乗組員1人が死亡したが、3人は無事」との回答があった。銃撃は、警備艇のゴムボートから行われたとの情報もある。
第31吉進丸は取り調べのため、国後島へ向けて連行されている。
根室海保は、現場海域に巡視船艇2隻を向かわせている。
ロシアのガルージン臨時代理大使は外務省で記者団に「(拿捕されたのは)ロシアの領海内だ」と述べた。また、サハリン国境警備局の担当者はNHKの電話取材に「国境侵犯だ」「止まれという命令に従わなかった」「(銃撃は)警告だ」「(遺体や乗組員の引き渡しについては)答える権限はない」と答えた。
北海道周辺で日本の漁船がロシアの警備艇に銃撃を受けて死者が出たのは1956年10月以来という。
【2006年8月16日掲載】
―――引用終了―――
最近の記事(元ページ)
―――引用開始―――
[漁船銃撃拿捕]盛田さんの遺体、根室に悲しみの帰還
北海道根室市の根室湾中部漁協所属「第31吉進丸」=4.9トン、坂下登船長(59)ら4人乗り組み=がロシア国境警備艇に銃撃・拿捕(だほ)された事件で、死亡した甲板員、盛田光広さん(35)の遺体が19日午後、根室海上保安部の巡視船「さろま」で根室港に着いた。遺体引き取りに同行した外務省の山中アキ子政務官は国後島古釜布(ふるかまっぷ)で拘束されている坂下船長ら3人と面会。ロシア側に釈放を求めたが、拒否された。
遺体は遺族と対面後、根室署で根室海保が検視し、司法解剖のため旭川医大へ移された。
山中政務官はロシア国境警備局に対し「いかなる理由があっても無防備の漁船に発砲して乗組員を死に至らしめるようなことはあってはならない」と強く抗議し、再発防止を求めた。ロシア側は山中政務官に地図を示し、警備艇が銃撃した場所が日露中間ラインよりもロシア側だったことを強調したという。【本間浩昭】
2006年08月19日21時01分
―――引用終了―――
以上で概ね状況はまとまったと思います。
(なお、山中政務官の下の名前「あきこ」は、火へんに華の「燁」に「子」です。「燁」は一部ブラウザでは文字化けします)
まずは呼称に対して。
この「中間ライン」というものは、どうやら「北海道納沙布岬」と「貝殻島」の中間にある「露国側が主張する国境」のことらしいのですが。
なぜこれが「中間ライン」なのか。
この呼称では、「日露間の中間」すなわち「国境」という誤った認識を促しかねません。
誰が考えたのか知りませんが、正確な呼称を願いたいものです。
では本題。
今回拿捕されたとされる海域での無許可な「カニ漁」は、原則「禁止」です。
この禁止というのは、露国側の主張ではなく、日本国農水省や北海道当局の命令です。
というのも、1998年、北海道は操業自粛ラインとして「調整規則ライン」を設定し、それよりも本島側での漁を求めていたのです。
このラインは、いわゆる「中間ライン」のやや本島側を走るもので、露国による不当攻撃から漁民を守るためです。
報道によれば、漁船は調整規則ラインから貝殻島に外れた領域での漁をしていたとのことですから、この漁は、必ずしも許されたものではないかもしれません。
ある意味では規則を破った行為の可能性もあるのです。
ですが。
ここで問題を履き違えてはなりません。
ここで重要なのは、「誰が」取り締まるのか、ということです。
今回問題が起きたのはいわゆる「中間ライン」よりも貝殻島側であった、と露国は主張していますが、これは全く関係ありません。
今回の事件は「我が国の領海内」で起きた事であり、ここに他国の干渉する隙はありません。
むしろ、今回拿捕を行った者こそが「領海侵犯」であり、我が国の主権を侵害している事となります。
つまり、今回乗組員らが問われるのは「調整規則ライン越境」の罪だけであり、それを裁くのは日本当局であるのです。
これが最も重要な点であり、見失ってはならない点です。
露国が何を言おうとも、これは内政干渉であり、気にする事はありません。
ですが、以上の議論は、現時点では無意味かもしれません。
現在、貝殻島などのいわゆる北方領土は「露国の不法占拠」によって我が国の主権が及ばぬ地となっています。
だからといって、我が国が「はいそうですか」と露国の領土侵犯を見過ごしてはならないのですが。
そこで、もう少し現実的な視点で問題を見てみましょう。
今回事件が起きたのは貝殻島周辺。
ここで露国の主張を100%受け容れたとすると、我が国は手も足も出ないのでしょうか。
まぁ当たり前ですが、領事裁判権(犯罪人の母国の領事が裁判を行う権利。領事は裁判官ではない)などは明らかに時代遅れです。
同類の治外法権も日露間では当然ながら存在しません。
犯罪人引渡条約(犯罪発生国が逃亡先国に犯罪人を引き渡すよう要求できる条約)も日露間にはありませんし、そもそも今回の事例には当てはまりません。(「今回の事件が日本国領海内にて起きた」と両者が合意すればいいのですが、そんな事は到底無理でしょう)
猫の毛が考えた限りでは、「露国の主張を100%受け容れた場合」の解決(=乗組員の全員開放)は難しいようです。
となると、もはや外交交渉しかありません。
日本が苦戦するのも無理はないでしょう。
近年、オイルマネーなどで経済力をつけてきた露国は、以前と違って日本に強気であり、北方領土問題も膠着(こうちゃく)状態です。
こうなると、現実的な解決策は見えません。
当然ながら猫の毛も、「こうしろ!」というべき策を見出せないのが現状です......
以下、失意の中のまとめ。
短期的な「すべき事」
1.日本国政府は、人道的理由と係争中の領域である点を主張し、露国側に乗組員全員の早期開放を要求する。
2.日本国政府は、漁民殺害という露国の悪徳性を世界に知らしめる。
3.以上の事が成し得るよう、日本国民とマスコミが一体となって世論を形成し、日本国政府に圧力をかける。
長期的な「すべき事」
1.日本国政府は、北方領土は我が国の領土であると世界にアピールする。
2.日本国政府は、自国民の意識形成に力を入れる。
3.日本国政府は、露国側に「返還のメリット」と「不法占拠のデメリット」を説明する。
4.日本国民は、返還が必要であるという世論を形成し、日本国政府に圧力をかける。
こんなところでしょうか。
北方問題が起きた理由などは、またいつかまとめるかもしれません。
しかし、何よりもまず、「ムネオハウスに軟禁されている乗組員の無条件開放」を心から望み、殺害された乗組員のご冥福をお祈りします。
~~~追記~~~8/20・03:42
こんな記事が出ました。
―――引用開始―――
解放のめど立たず、政府は領土問題避け交渉 拿捕事件
2006年08月20日03時03分
日本政府は、カニかご漁船第31吉進(きっしん)丸の銃撃事件で死亡した盛田光広さんの遺体の引き取りを終え、拘束中の坂下登船長ら乗組員3人の早期解放が次の課題になる。ロシア側は乗組員の刑事責任を問う構えだが、日本側は北方領土問題には踏み込まない形で早期解放を求める方針だ。盛田さんの死亡についてもロシア側に責任者の処分と謝罪を求める。
外務省の山中●子(●は火へんに華、あきこ)政務官は19日、国後島でロシア当局責任者に対し、拘束中の乗組員3人の即時解放を要求。だが、ロシア側は3人との面会を許可しただけだった。
極東サハリン州の検察当局は坂下船長を不法な国境通過と密漁容疑で刑事訴追した。イタル・タス通信によると、ロシア最高検察庁は坂下船長の刑罰は罰金刑だけという見通しを示している。
過去の例を見ると、拿捕(だほ)されると取り調べや裁判のため長い場合には数カ月間拘束されたり、裁判で数十万円の罰金刑を受けたりしている。船長だけを起訴して残りの乗組員は解放された例もある。このため、外務省も3人がいつごろ解放されるか見通しをつけられないでいる。
政府は刑事訴追などの司法手続きには触れず、即時解放を繰り返し求めている。国境通過の不法性などをめぐりロシア側と争うと、北方領土問題に踏み込まねばならず、乗組員の解放に一層時間がかかりかねないとの判断からだ。
漁船が拿捕された海域は、日ロ漁業協定で日本漁船のカニ漁が全面禁止されている可能性もある。問題が複雑になるのを最小限に抑えるため、ロシア側が問題視する密漁問題には日本の漁業関係者に漁業協定を再確認・徹底させることで理解を得たい考えだ。
同時に、政府はこの海域で50年ぶりに銃撃の死者が出たことを重視し、陳謝と責任者の処罰を要求。ロシア側が応じるかは不明だが、過去10年間でロシア当局に拿捕された日本の漁船は50隻にのぼり、再発の恐れもあることから、政府関係者は「強く問題提起することで、今後ロシア側の銃撃を自制させられる」と語る。
―――引用終了―――
カニ漁の禁止規定は、どうやら日露漁業協定にまで及ぶようですね。
猫の毛の認識不足です。申し訳ありませんでした。
今回の日本政府の態度はなかなか賢明かと思われますが、「竹島韓国名提案事件」(2006年4月22日前後)での日本のダメっぷりはしかと見届けていますので、未だ安堵には至らずですね。
素晴らしいですね。
―――引用開始―――
大相撲の台湾巡業始まる 70年ぶり、戦後初めて
2006年08月19日19時00分
戦後初めてとなる大相撲の台湾巡業が19日、台北市の台北ドームで始まった。横綱の朝青龍、大関の白鵬、千代大海ら42人の力士が参加し、20日に決勝戦を行う。
1945年までの日本統治時代にはたびたび台湾巡業が行われており、今回は36年以来70年ぶりの興行。台湾には高齢者を中心に熱心な相撲ファンも多く、力士たちの台北観光の様子や陳水扁総統ら台湾要人との会見の様子なども詳しく報道されている。
元記事
―――引用終了―――
このような民間レベルの文化交流がなされる事は、とても喜ばしい事です。
世界は何故、このような真の支那(=中華民国≒台湾)を「China」として認めず、あの馬鹿の集まりである大陸中国(=中華人民共和国)を「China」としてしまったのでしょうか。
間もなく、日本と中共の「国交正常化」が行われてから35年が経ちます。
あの頃の日本と言えば、まだ世界に従う程度の力しか持ちませんでした。
故に、中華民国との国交を断絶し、中共との国交を樹立したのです。
今考えれば誠に愚行であります。
世界が中華民国を「China」と認めていれば、東西イデオロギーの衝突も、より西側に有利であったでしょう。
そもそも、親日的な中華民国が世界の「China」として君臨すれば、マスコミの言う「アジア外交」(=対支那朝鮮外交)も、より円滑であったと言えましょう。
国共内紛が再発してくれればこれほど嬉しい事はありません。
(尤も、米国や国連が国民党側につけばの話ですが......また、大陸側の難民が日本に流入しなければの話ですが)
それにしても、"目の上のたんこぶ"...否、"足元の石ころ"たる中共を消す術はないのでしょうか。
―――引用開始―――
大相撲の台湾巡業始まる 70年ぶり、戦後初めて
2006年08月19日19時00分
戦後初めてとなる大相撲の台湾巡業が19日、台北市の台北ドームで始まった。横綱の朝青龍、大関の白鵬、千代大海ら42人の力士が参加し、20日に決勝戦を行う。
1945年までの日本統治時代にはたびたび台湾巡業が行われており、今回は36年以来70年ぶりの興行。台湾には高齢者を中心に熱心な相撲ファンも多く、力士たちの台北観光の様子や陳水扁総統ら台湾要人との会見の様子なども詳しく報道されている。
元記事
―――引用終了―――
このような民間レベルの文化交流がなされる事は、とても喜ばしい事です。
世界は何故、このような真の支那(=中華民国≒台湾)を「China」として認めず、あの馬鹿の集まりである大陸中国(=中華人民共和国)を「China」としてしまったのでしょうか。
間もなく、日本と中共の「国交正常化」が行われてから35年が経ちます。
あの頃の日本と言えば、まだ世界に従う程度の力しか持ちませんでした。
故に、中華民国との国交を断絶し、中共との国交を樹立したのです。
今考えれば誠に愚行であります。
世界が中華民国を「China」と認めていれば、東西イデオロギーの衝突も、より西側に有利であったでしょう。
そもそも、親日的な中華民国が世界の「China」として君臨すれば、マスコミの言う「アジア外交」(=対支那朝鮮外交)も、より円滑であったと言えましょう。
国共内紛が再発してくれればこれほど嬉しい事はありません。
(尤も、米国や国連が国民党側につけばの話ですが......また、大陸側の難民が日本に流入しなければの話ですが)
それにしても、"目の上のたんこぶ"...否、"足元の石ころ"たる中共を消す術はないのでしょうか。