衆議院補選～結局また書く

先の文章は、電車からｹｰﾀｲで投稿した物なので、もう少しまとめてみようかな…と。




とりあえず、今回の詳しい結果。（あらゆる報道でやってたが……）

当選；太田　和美（民主党）　　（26）87,046票
　　　斎藤　　健（自,公推薦）（46）86,091票
　　　徳増記代子（共産党）　　（53）14,274票
　　　宮岡進一郎（無所属）　　（64） 1,530票
　　　小林　崇徳（無所属）　　（63）　 681票

当日有権者数38万6606人。投票率は49.63％（前回総選挙64.75％）。



まぁ、拘置所に居る人とか、「共謀罪反対」な人とか、赤々とした人とかは置いといて。





まず、それぞれの細かい事を。

太田和美
被選挙権ギリギリの26歳。
他の候補者との年齢差はプラスに働いた。
民主党が公認する。
千葉県立沼南高柳高校卒業後、様々な世界を渡り歩き千葉県議会議員となる。
（この件に関しては「怪文書」が出回った。（筆者の確認したのは２種類）
　全文は載せないが、それによれば
　・高校時代は暴走族の頭
　・万引きにより補導→退学寸前→県議議員の揉み消し
　・高額教育教材の違法販売（のちに会社は行政処分）
　・元キャバ嬢（これは本人も認める）
　など、様々なスキャンダルがあるらしい。
　※あくまで「怪文書」を信じた場合。）
「負け組ゼロへ」がキャッチフレーズ。
小沢・鳩山・管の３トップと渡部黄門様が選挙区入りし、一部はチャリにも乗った（笑）

斎藤健
自由民主党が公認、公明党が推薦。
東京大学経済学部→ハーバード大学修士→経済産業省（ほか）→埼玉県副知事という輝かしいエリート街道。
小泉・武部・安部・麻生・福田・谷垣ほか小泉チルドレンたちが選挙区入り。





それでは、勝因or敗因を。

太田和美
・若さ
・女性
・ビジュアル
・分かり易いキャッチコピー（負け組ゼロへ）
・スキャンダルが報道されなかった（除；キャバ嬢）
・高卒・キャバ嬢が苦労した人生と映った（同情票）
・チャリでの活動（殆ど選挙カーは使用せず）
・小沢新体制への期待


斎藤健
・ビジュアル
・意味不明な掛け声（最初はグー！さいとう健！）
・エリートアレルギー
・選挙カーでの運動
・自民党への飽き
・小泉への飽き
・応援来すぎ
・チルドレンたちウザイ（私的）
・改革失敗論（特にマスメディアの報道）
・武部ウザイ（私的）
・安部への期待失墜
・ハマコー帰れ！


マスメディアでも指摘されたように、有権者の目には、「庶民v.s.エリート」という構図に映った。
これを上手く利用したのが民主党であるとも言えよう。
また、――本来あるべきではないのだが――政策云々以前に、ビジュアル的印象的な面で、若さや女性という点が票に大きく影響した点も否めない。
（申し訳ないが、斎藤氏ではビジュアル的に「投票したい」とならない）
また、有権者の「エリート」に対する反感もあった。
さらに、公明党が推薦するも、今回の選挙に非協力的であったこともある。（自公連立政権も、最早危ういのかもしれない。）
自民党の「斎藤君に入れなければ「キャバクラ」と書いてもらっていい」なる発言も、自民党にとって逆に自らの首を閉める結果となった。

今回小沢新体制の勝利は、自民の調子に乗った選挙活動もあるが、小沢体制の選挙戦術の高等さが浮き彫りとなったように思う。
小泉首相が「あまり野党がへこんでしまうと、与党のために良くない」などと部外者発言をしていたが、“９月に辞めるのであっても”最後までしっかりと政権維持していただきたい。
（これは、一般社会においても同じ事。「もう辞めるから」などと言って仕事を疎かにしたり、手を抜いたり、放棄したりするものではない。）
また、今後控える参院選挙・総選挙において「自民大敗」する事のないよう、しっかりとした選挙戦略を練るよう強く希望する。