我輩は猫の毛である(ブログver. 読書~ケータイ小説を通して 忍者ブログ

MASTER →  ADMIN / NEW ENTRY / COMMENT
千葉大生の右寄りなブログ。日常の出来事から政治批判まで。
リンク
もしリンク希望があればコメントにて。
我輩は猫の毛である(サイトver.
 当ブログの姉妹サイト
県船生徒会六法
 猫の毛が作った生徒会Wiki
だってぼくたち理数科だから
 猫の毛も作成に参加中...
まだまだだね・・・
 クラスメートのブログ
韓国は『なぜ』反日か?
 戦争史を見直す秀逸なサイト
Who am I ?
制作著作:猫の毛
県立船橋高校理数科卒。
1年間のオオヨビ生を経て、
千葉大法経学部総合政策学科2年。
=所属=
学生団体ivote
環境ISO学生委員会
自然保護研究会
環境サークルSun&Co.
星を見る会
=主義=
尊皇愛国主義
反露中朝派
特に敬愛する帝は後桜町院
まず周囲、次に日本、最後に世界の平和と安寧を願う平和主義
もちろん非核推進派
ケータイ用QRコード
詳細はこちら
RSS
メールフォーム
管理人「猫の毛」へメールが送れます。
送信にメールアドレスは不要です。
ご意見、ご感想、疑問、質問、お問い合わせ、その他何でもどうぞ。
(スパムとかは論外ですよ)
※新しいウィンドウが開きます。ポップアップブロッカーは予めオフにしてください。また、免責事項も合わせてお読みください。※
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

この涙が枯れるまで」を読みました。
(以下ネタバレ)













最初に思ったのは、所詮ケータイ小説か。って事でした。
だって、涙が「枯れる」ですよ?
枯れるは植物関連だろ、みたいな。
ここは「涸れる」だろ、的な。
嫌な性格ですね。自分。

結局、この件は本文読んで納得したわけですが。



それでも。
やっぱり漢字力の低下は恐いですね。
同訓異義語が出来ない。

ちょろっと引用しますね。
「もう夜になっていた。/月が太陽に変わって、暗い空に輝きを放つ。」(228頁)

なんか分かりにくい文だな...と。
「月が太陽に変わって」だと、もう日が昇ってきた感じがします。
でも、まだ夜なんですね。

この場合、「代わる」を用いたほうがいいと思うんですがねぇ...

まぁこんな重箱のスミを突く猫の毛は、やっぱり性格悪いわけです笑






で、本題。



中身としては...いちご100%とか天くれシリーズとかに似てるな...と。
(いちご100%の対猫の毛攻撃力は、この辺の記事で書いているのでお暇ならどうぞ)

そういえば、今ぐぐってみたら、ブログに感想うpしてないんですね、天くれ。
以前、「太陽と月」の感想を書いたわけですが、その後気になって、天くれシリーズ全部読んだんですよ。
あんま感想とか残ってないんですけど。



で、ケータイ小説って、みんなこんなもんなんですか?


なんか深みないし、そもそも、ストーリーが一緒じゃね?

主人公を想ってくれる人が居て、でもすれ違って、紆余曲折経て、結局一緒に...でも、実ったところで相手が亡くなる...時は過ぎ去り、最終的には個々人みんなハッピーエンド。

そりゃ、この流れが王道なのは分かります。
でも、あまりに薄くなぞってるような気がしてならない。

この王道の中で、如何に意表を突き、感情を動かし、或いは一瞬道から外れ...こんな事が、その作品の、作者の腕の見せ所なのでは?


それから、天くれのときも思ったんですが、命軽過ぎないか?

そんな簡単に殺していいのだろうか。

確かに、旧来の作品は、死を予期させる事象がありました。
それがその作品を深めていた。

その点、あまりに急な死は、死の唐突さ、不条理さを表現するのに良いのかもしれない。
今までの固定観念を打ち破ったのかもしれない。
猫の毛の発想は、最早古いのかもしれない。


でも、猫の毛は感動できませんでした。





こんな事書くのはどうかとも思うけれど。

感情描写が希薄。
動機付けが希薄。

例えば、何故彼女(主人公と結ばれるも亡くなる役)は主人公をあそこまでして愛したのか。
その説明は殆どない。

主人公目線で書かれるその表現は好感が持てます。

でも、その主人公目線から如何に他者の感情を描写するか。
主人公には気付かせず、読者に気付かせる...

そんな高度なテクニックを要する技法だと思います。


それから。
最後に手紙で一気に説明する。
それも死後のタイムポスト。

都合良すぎ。

更に、夢でタイムトリップ?
そんな事、物語でも反則な気がします。

稚拙な描写だからこそ、妙にリアルな描写が際立つ。
あそこはもっと、読者の想像力に頼った表現で終わらせるべきだったのでは?



もう一つ。

危険だな。と思う事があります。

天くれでも、今作でもそうですが、「友人が自身の子に死した人の名を冠する」のです。

今、ネット上ではDQNネームなるものが話題です。

奇怪な名前を付ける理由は、「親が子をおもちゃとして見ている」からに他なりません。
子は、親の所有物ではないのです。

とすれば、子の事を考えたとき、先の事例はどうでしょう。
友人は、自身の子に、死した人の一生を押し付けるつもりですか?

確かに作中ではそんな考えではないかもしれない。

でも、読者は違うのです。

死した人の名を冠する事が、「カッコイイ」となってしまったら...

この思想と、我が子虐待、因果関係がある事に異論はありません。











さて。

こんな偉そうに書いていますが、猫の毛は、当然作者の方に敬意を払っています。

猫の毛なぞ、足元にも及ばないからです。



では、なぜこんなことを書くのか。

それは、ケータイ小説の対象――女子高生=若者の将来、ひいては我が国の行く末が心配だからです。

確かにケータイ小説は読みやすい。
それはまるでマンガの印象を受ける程に。
いわゆるラノベもそうです。

このような作品を読む事は、決して悪い事ではないと思います。
むしろ、大いに悩む始点となるのではないでしょうか。
少なくとも、猫の毛はそうです。

でも、これだけではいけない。

先日の天声人語にも似た事が書かれていました。

もっと若者は、難解な文章を読まねばなりません。

ぶっちゃけた話、猫の毛は文学が嫌いです。
全くと言えるほど読んでいません。

何も、森鴎外を読めと云う話ではないのです。

ただし、ケータイ小説・ラノベは、文章表現に乏しすぎる。

難解な漢字・熟語、複雜な人物関係or理論展開...

頭を使う読書、読後に疲れを感じる読書。



猫の毛も偉そうな事は言えません。

最近は、本を手に取ることも減りました。



ですから、だからこそ、自身への喚起も含めて言いたい。

社会の言うように、読書は心を豊かにします。
そして、その豊かな心を描写する表現力を養います。

こうやってどんどん人として成長してゆく事でしょう。

社会中の人々が友好的に関わっていく事。




近年の相手を思いやれない社会に対し、読書は手を差し伸べられるのではないでしょうか。
PR
Comment
この記事にコメントする
お名前:
URL:
メール:
文字色:
タイトル: 絵文字:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメント:
パス:
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
数えてみる
コメント~最新4件
12/13    夏!自分を変えるとき!
/女士精品
11/10    ★第7回居酒屋ivote 開催!!★!
/Ω嵐とか言われてた阿呆
※名前欄を空欄にした場合は「名前未入力」か「NONAME」と表示されます。宣伝目的のコメントはご遠慮願います。(削除基準
ココの見方
ブラウザ理想度
設定
お願い
著作権と免責
(当ブログのご利用は、上記リンク先の記載を熟読し、同意された上でのご利用であると見做します。)
バナーやら何やら
ivote 拉致は国家の主権侵害
Firefoxをダウンロード
Thunderbirdをダウンロード
チームマイナス6%
千島は日本の領土です
理数科サイト
社会不適合サイトですぅ
時間ねぇー
やる気はあるぞー
日本放置協会
脱力
検索
For ブログ only
Forブログandサイト   

powered byGoogle Custom Search
忍者ブログ [PR]