秋篠宮妃殿下

本日、着帯の儀が行われましたね。
着々と御出産に向けて準備が整っていますが･･･。

さて。
なぜここまで注目されるのでしょうか。




皇室典範に拠れば

第二條(条) 　皇位は、左の順序により、皇族に、これを傳(伝)える。
一　皇長子
二　皇長孫
三　その他の皇長子の子孫
四　皇次子及びその子孫
五　その他の皇子孫
六　皇兄弟及びその子孫
七　皇伯叔父及びその子孫
前項各号の皇族がないときは、皇位は、それ以上で、最近親の系統の皇族に、これを傳える。
前二項の場合においては、長系を先にし、同等內(内)では、長を先にする。

だそうです。
何とも意味深ですねぇ･･･。


これを現状に重ね合わせると、皇位継承順位はこうなります。（現実的にありえないものは省略。太字は実在）
１．皇長子＝皇太子殿下（そもそも「皇太子」の名に第一皇位継承者たる意が含まれる）
２．皇長孫＝（現在はいないが）皇太子殿下の息子（愛子内親王殿下の弟）
３．その他の皇長子の子孫＝（現在はいないが）「２．」の弟
４．皇次子＝秋篠宮殿下（皇太子殿下の弟）、その子孫＝（生まれたとすれば）秋篠宮殿下の息子（眞子内親王殿下と佳子内親王殿下の弟）
５．その他の皇子孫＝該当者なし
６．皇兄弟＝常陸宮殿下（今上陛下の弟）、その子孫＝該当者なし（常陸宮殿下に子はない）
７．皇伯叔父＝三笠宮殿下（昭和天皇の弟。なんと90歳）、その子孫＝三笠若宮殿下（三笠若宮殿下に息子はない）、桂宮殿下（桂宮殿下に子はない）

こんなもんですね（多分）。
今のところ、皇位継承権を持つのは６人のはずです（多分）。


この文字ばかりじゃ分かりづらいと思うので、こちら。
（皇室の系図です）


まぁ皇太子殿下が皇位継承するのは当然でしょうから、問題はその先とも言えます。
万一、皇太子殿下に今後男子が生まれず、且、皇太子殿下が皇位継承した場合、
１．秋篠宮殿下
２．秋篠宮殿下の息子
３．常陸宮殿下
の３人しか皇位継承権を持ちません。

更に、今度生まれる秋篠宮殿下のお子様が女子だった場合、
なんと悲惨な事に秋篠宮殿下と常陸宮殿下のみが皇位継承権を持ちます。

段々分かってきたと思いますが、常陸宮殿下は今や70歳。秋篠宮殿下も40歳です。
つまり、皇太子殿下が即位し、且、崩御なされた時に、皇位を継承する者がいない可能性が高いのです。


最近話題の「女性天皇」
何故ここまで議論を巻き起こすかというと、現実問題として、2666年続く日本国の皇室が途絶えようとしているからなのです。

とりあえずのところ、皇太子殿下や秋篠宮殿下に男子が生まれなければならないのです。
ですから、９月に予定される秋篠宮殿下のお子様に、注目が集まるのも無理はありません。











女性天皇に関しては、また気が向いた時にお話しようかと思います。

※皇族の方に対しては、その呼称に敬意を込め、それ以外の血縁関係を示す語等は分かり易さのため通常語を用いた。「今上陛下」は今の天皇を示す語。そもそも「天皇」の語自体は死後贈られる号である。「昭和天皇」は敬意を込めた追号であり、陛下を重ねる事は間違い。